福島県郡山市にて竣工しました「高齢者福祉施設」です。

郡山市は、東日本大震災に伴う避難者の大規模な受け入れ先となっています。

そのうえで重要性の高い高齢避難者の生活安定、大震災における心のケアをコンセプトとしました。

1階を開放型コミュニティサロン・デイサービス・学童保育とし、2階をショートステイ、3～5階をサービス付高齢者向け住宅として計画しています。

3～5階に居住する高齢者が1階のコミュニティサロン・デイサービスにて地域と、学童保育にて子供と触れ合い自分の役割を見つけ、意欲が高まることによって日常生活の改善や会話が促進され、子供は高齢者への思いやりや優しさを身につけることを目的としています。

そのため、居住区への出入りをコミュニティサロン・デイサービス・学童保育の様子を見ながらの動線とすることにより、日常的に顔を合わせ、お互いが意識するようにしています。

また、コミュニティサロンの内装や各室の建具を木製にすることにより柔らかい雰囲気の空間としています。